Hyper-V無効/有効時のパフォーマンス検証(CrystalDiskMark, 3D Mark)
目的
Hyper-Vを有効にすることによって、ホストであってもハイパーバイザーを経由する形になる。この時にどれくらいオーバーヘッドが生じるのか確認する。
検証方法
ディスクアクセスにおけるオーバーヘッドを計測するためにCrystalDiskMark、
ゲーム関連のオーバーヘッドを計測するために3D Mark Basic Editionを使用して計測を行う。
スペック
マザー:B550 TOMAHAWK
OS:Windows 10 64bit(20H2)
CPU:Ryzen 5600X
SSD(NVMe):Samsung 960EVO 500GB
結論
(NVMeの場合)部分的にオーバーヘッドは生じるが、実運用上の問題はない。
ベンチ結果
Hyper-V有効時、RND4K Q32T1のWriteにおいて著しく数字が落ちる。
が、NVMeはマルチスレッドで動作するため、実運用上このような動き方はしない。
RND4K Q32T16のような動き方をする。
RND4K Q32T16の結果をみると、Hyper-V無効/有効にほとんど差がないことから実運用上の問題は無いと判断できる。
Hyper-V無効 | Hyper-V有効 | |
---|---|---|
CrystalDiskMark | ||
3D Mark |
※推測</hp
環境が無いため計測できていないが、
AHCI( HDD、SATA SSD)はRND4K Q32T1のような動き方をするため、ゲームパフォーマンスに影響があると思われる。